肩こりの要因として4つの事が想定されます。
長時間一緒の姿勢を保っている
かなりの時間本を読んだり、座っての仕事を行ったりし続けると、殆どの方が首を前に出し、両肩がしぼんだ体勢になります。
このような体勢では首から肩の筋肉が緊張状態になり、疲労が引き起こされるため、血液の循環が悪くなって肩こりを発症させてしまうでしょう。
眼精疲労
小さな文字の文章を読み続けておられると、目やその周辺の筋肉が緊張状態になり、首や肩も同様に緊張を伴うことから、肩こりになります。
さらに、まばたきの回数が減ってしまうとドライアイとなって眼精疲労を生じさせ、肩こりが発生する原因になる可能性もあります。
運動が不足している状況
血液は心臓のポンプ作用によって身体全体に運ばれてるのですが、なんと心臓だけに限らず、筋肉の収縮と弛緩の作用にも同じ様に血液をめぐらせる役割があります。
筋肉は血液を送るポンプの役割があるので、運動不足になると、筋力が低下し、血液を送り出す力が不足するため、血流が悪くなります。すると、新鮮な酸素や栄養分が十分に伝わらず、疲れやすいうえ、肩こりになりやすい体になってしまいます。
ストレス
日頃のストレスは深刻に感じたら感じるにつれて身体全体の筋肉が緊張し、肩こりの元凶となっている抗重力筋の緊張感も避けられません。それに加えて、強いストレスは血管そのものを収縮させてしまいますから、筋肉の中で血行障害が生じて、筋肉疲労から肩こりになるのです。
さらに、肩が前方に捻りこむまき肩や、側彎症等、姿勢が悪かったり、肥満体、身体の冷え、枕がそぐわない、メガネの度があっていない、老齢化による筋肉量減少、四十肩、貧血、低血圧、内臓トラブル、歯のかみ合わせ等、首、肩以外の身体のトラブルも肩こりの要因となります。
そして、西洋人と比べると日本人は首から肩にかけての骨や筋肉が細い割に、頭が大きいことから、肩こりを発生しやすいと考えられています。